本州最西端に位置し、三方を海に囲まれ自然美にあふれた山口県。
今日はどこを旅してみようかな♪
嘉歴2年(1327)に創建され、長福寺と号した功山寺。長府毛利藩主の菩提寺の一つ。境内にある仏殿は鎌倉時代建立の代表的な木造の禅宗様建築で、我国最古の物です。高杉晋作が挙兵した寺としても知られ、境内には高杉晋作回天義挙銅像も置かれています。
そんな歴史深い功山寺は、春は桜、秋は紅葉の名所となり、山門と紅葉のコントラストは見事な美しさで、観光客の多い寺となっています。
城下町長府は紅葉名所が多く、功山寺も紅葉の名所としても知られている。中でも山門と紅葉のコントラストが美しい。毎年山門前だけ色付きが遅いけどね。
春は桜の名所としても知られる。この山門の2階部屋で発見された室町時代制作の二十八部衆立像は下関市指定文化財で、23体が現存している。
昔から子供の遊び場だったこともあり、持ち物や手首など一部欠落しているとのこと。境内にある仏殿は鎌倉時代建立の代表的な木造の禅宗様建築で、我国最古の物で国宝。
仏殿は来迎柱の上部に黒書があり、そこには「此堂元応2年(1320)卯月5日柱立」と記されているようだ。功山寺(当時は長福寺)は、室町時代の約200年間 で西国一の大名として栄華を誇った大内氏(本拠は山口)の終焉の地でもある。
弘治3年(1557)4月、毛利元就に攻められて敗走した大内氏最後の当主(第32代)義長は長福寺に入り自刃した。そして自刃したのが、この仏殿であろうと云われている。功山寺境内にある旧下関市立長府博物館は、毛利家の遺品や幕末維新関連の資料が置かれていた。
坂本龍馬の手紙所蔵数が日本一多い博物館としても知られていたが、老朽化のために、現在は功山寺正面にある下関市立歴史博物館に遺物を移している。戦前の博物館施設の典型として、国の有形文化財に登録されているので、現在も建物は境内に残されている。
ちなみに、長府博物館の前身は昭和8年(1933)に建てられた「長門尊攘堂」。尊攘堂は、尊王攘夷(江戸時代末期の思想で、天皇を尊び、武力行使で外国人を退けること) で倒れた志士を祀ったお堂。
吉田松陰、その門下生の品川弥ニ郎の意思を受け継いだ長府在住の桂弥一が、京都の尊攘堂にならって建てたものだ。高杉晋作が挙兵した寺として有名な功山寺。 1864年、イギリス・フランス・オランダ・アメリカの四国連合艦隊による攻撃での敗北、禁門の変の敗走により、藩内は俗論派(保守派)が実権を握り、幕府に恭順の意を示すために攘夷派に対して粛正を始める。
身の危険を感じた晋作は九州に逃れるも、再び下関に戻ると功山寺に落ちのびていた三条実美ら卿を前に、これより長州男児の肝っ玉をご覧に入れ申すと告げ、12月16日に功山寺にてわずか84名で決起。功山寺名水
国宝の仏殿周辺では湧水が多く、病災消除、延命の名水として知られている。
功山寺の紅葉
旅をした日
2005年11月26日
2007年11月25日
2012年10月29日
2012年11月21日
………………………………………拝観料金
境内自由
書院・庭園拝観は300円
………………………………………拝観時間
境内自由
書院・庭園9:30~16:30
………………………………………駐車場
有り
………………………………………功山寺の見どころ
桜
………………………………………周辺の立ち寄りスポット
壇具川の桜とマガモたち
長府毛利邸の紅葉
覚苑寺の紅葉
長府庭園の花菖蒲と紫陽花
長府庭園の紅葉
………………………………………最終更新日
2025/04/11
内容追記