本州最西端に位置し、三方を海に囲まれ自然美にあふれた山口県。
今日はどこを旅してみようかな♪
大照院は初代藩主である毛利秀就を弔うために建てられた臨済宗のお寺。初代秀就から12代斉広(なりとう)までの偶数7代藩主夫妻の墓と、秀就に従い殉職した藩士らの墓があります。
秋には、本堂裏の池を覆うように色づくカエデが美しい名所となっています。 ![]()
萩市の紅葉名所といえば大照院。
大照院の本堂は、国指定重要文化財になっている。そういえば、2006年当時は本堂前に数本のイチョウがあったよね。


良い位置に紅葉があるから、書院との撮影がとても楽しい場所。
水面に映りこむ青空と紅葉がきれい。晴れて良かったんだけど、日陰が大きいね。これでも撮影は正午なんだよね。午前中がベストなのかな?
というより、少し曇りくらいの方がきれいに撮れるかも。
大照院には重要文化財も多い。鐘楼門も国指定重要文化財になっている。
国指定史跡の毛利家墓所には、603基の灯籠が並ぶ。2代藩主毛利吉就公から12代までの偶数代の藩主ならびにその夫人が祀られている(偶数代藩主は東光寺で祀られている)
毛利家墓所でも紅葉を見ることができる。観光案内等で大照院の紅葉が紹介されるときは大抵毛利家墓所の紅葉写真が使用される。
大照院は紅葉が見頃でも、平日はとても静かでのんびりできる場所。少しひんやりとする場所でもあるので、上着があるといいかな。
その、ひんやりをより強く感じたのが2023年だった。急激な冷え込みで一気に紅葉が進んだようだ。
当日は晴れていたが、大照院の時だけ突然雨が降り出しそうなほど曇るのやめてもらえませんかね(笑)
13年ぶりに大照院の紅葉を見たけど、池付近のカエデは規模が小さくなったよね?
書院の一部が開いていて、そこでは木造赤童子立像を見ることができた。

赤童子は天孫降臨のときの使者として知られている天児屋根命で春日社の祭神の一つ。赤童子についてはほとんど類例がなくて、奈良県の植槻神社に赤童子の絵画(室町時代)があるくらい。
大照院の木造赤童子立像は鎌倉時代製作のもので大変貴重なもの。明治35年(1902)に国指定重要文化財になっている。
国指定史跡の毛利家墓所の紅葉は迫力があっていいよね。



大照院では毎年8月13日に万灯会が行われ、迎え火として灯籠に入れられたロウソクに火が灯され幻想的な雰囲気に。
ちなみに大照院で13日に「迎え火」、15日に東光寺で「送り火」だ。
萩市の紅葉巡りの旅を計画する際は、忘れずに大照院を入れておこう。