本州最西端に位置し、三方を海に囲まれ自然美にあふれた山口県。
今日はどこを旅してみようかな♪
長門・周防国の守護大名であった大内弘世(第24代当主)が山口を京都と模して街づくりを行った際に、京都にある鳴滝に見立てられ名付けられた山口三名滝の一つ鳴滝。上流から1の滝、2の滝、3の滝とあり、3の滝周辺は鳴滝公園として整備され、観賞しやすい滝名所となっています。
鳴滝公園には中原中也(1907~1937)の詩碑(悲しき朝)が建っており、鳴滝を背景に歌ったものと言われています。![]()

滝は山の中だったり、道が狭かったりと中々アクセスがし辛いというイメージがあるんだけど、鳴滝は主要道路の国道262号線から県道27号線に入ってすぐとアクセスがしやすい。
駐車場横は鳴滝公園として整備もされている。トイレも完備だ。
そこから徒歩数分で鳴滝へと到着する。気軽に滝が見たいなら鳴滝が非常に都合がいい。
写真右に見える白い看板は案内板ではなく中原中也詩碑。詩は「悲しき朝」で鳴滝を背景に歌ったものと言われている。
中原中也は明治40年(1907)に山口市湯田で生まれ、昭和12年(1937)に30歳という若さで没した昭和の代表的詩人。他県の方でも名前は聞いたことがあると思う。
この詩碑は没後50周年を記念して建てられている。



すぐ下に行くと迫力ある景観が楽しめる。
夏場なんかは涼しくなれると思うんだけど、
水量が多いときは迫力がありすぎて肝を冷やす。
さて、よく見てみると鳴滝には石仏があるのが分かる。


さて、4月下旬に旅をすると駐車場入り口で八重桜がきれいに咲いている。
近年の夏は猛暑続きだし冬は寒い。旅をするなら初夏くらいが一番いいかもね。新緑もきれいだし。
最後に紹介するのは鳴滝公園のにゃんこ達だ。
鳴滝公園内や駐車場には野良猫がたくさんいる。野良猫だけども管理されているような感じがあるし、人懐っこい。
それに関連してなのか、駐車場では毎週土曜日に猫の譲渡会が開催されているようだ。気になる人がいれば見に行ってみてはいかがかな。
注意点としては、気温が高いと車の下で涼むことが多いので出発の際は一度車の下を確認してほしい。
あと、公園でにゃんこを捨てないでね。最後まで面倒を見てあげてくださいね。管理人からのお願いだ。
滝周辺は川遊びに向かないけど、のんびり滝を眺めたくなったら鳴滝がおすすめ。アクセスもしやすいしね。
すぐ近くには山口地ビールが飲める、オープンガーデンレストラン 「サン・レミ・ド・プロヴァンス」もある。
鳴滝
旅をした日
2006年09月19日
2015年04月22日
2015年09月17日
2017年04月23日
………………………………………駐車場
有り
………………………………………山口三名滝
鳴滝
鼓の滝
錦鶏の滝
………………………………………周辺の立ち寄りスポット
泰雲寺
稔畑のノハナショウブ自生地
小鯖八幡宮の桜並木と彼岸花
小鯖八幡宮のオニユリ
………………………………………最終更新日
2024/07/18
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