源久寺の大賀ハス
鎌倉時代に源頼朝に仕えた平子重経が、源頼朝の菩提を弔うために建立した源久寺。平子重経死没後は源久寺に葬られ、以後、仁保平子家の菩提寺となっています。源久寺に保管されている木造平子重経坐像は、国指定重要文化財に指定されています。
境内の大賀蓮は、1984年に休耕田に3株植えたのが始まりで、現在は池一面に広がり、遠方からも多くの人が観賞に訪れています。 

山口市仁保にある源久寺。県内の中西部ではハスの名所として高い知名度を誇るのではないだろうか。7月は朝早くから多くのハス観賞客が訪れている。

源久寺の大賀ハスは、昭和59年(1984)に知人から3株譲り受けて植えたものが始まりで、翌年にこのように一面に広がったとのこと。

平成21年(2009)には、源久寺の株を
山口大学へ譲り、今では山口大学でも大賀ハスの名所になっている。

大賀ハスは早朝に開花する花だ。午前8時頃がピークで昼過ぎまで咲く。源久寺は知名度があるので、朝早くても観賞客は多い。

もう少し早い時間帯に来るべきだったのと、やや旅のタイミングがずれたかな。大賀ハスの撮影はタイミングが難しい。

源久寺宝篋印塔(ほうきょういんとう)
元仁元年(1224)に没した平子重経の墓であると伝えられている。鎌倉時代末期に建立されたと思われ、県の有形文化財に指定されている。
後方では、数名がハスの撮影に夢中ですな。

そういえば、この日の旅はカメラのバッテリー充電を忘れていて、切れる直前での撮影だったのが強く印象に残っているな(笑) スイレンを撮れたのはギリギリだったかな。

さて、こちらは4月下旬の源久寺。本堂裏では大きな藤棚があり満開を迎えていた。

2021年は4月の気温が例年より高い日が続いたためか、各花の開花が早くて忙しい月だったな。

あまり知られていないことが不思議なくらいの大きさ。しかも斜面に沿っているので、他であまり見られない形だ。

同じく仁保には有名な
一貫野の藤がある。見頃を迎えるタイミングは一緒かどうかは分からないけど、源久寺の藤棚も意識しておくといいだろう。
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