本州最西端に位置し、三方を海に囲まれ自然美にあふれた山口県。
今日はどこを旅してみようかな♪
大田・絵堂(美祢市美東町)は、元治2年(1865)1月6日から16日にかけて起きた、幕府に恭順を示す萩政府軍と長州藩諸隊の10日間の戦いの地です。大田にある金麗社は諸隊本陣が置かれた場所で、高杉晋作や伊藤博文、山県有朋らが作戦会議をしたことから「明治維新発祥地」として知られています。
境内には後の第二次長州征伐の戦利品として得た「奇兵隊戦勝記念燈籠」や、殉難十七士碑等多くの石碑が残されています。![]()
金麗社(きんれいしゃ)は「大田・絵堂戦役」の諸隊本陣が置かれた場所で、大田・絵堂戦役地巡りの旅では一番に立ち寄っておきたい。

金麗社に隣接する大田八幡宮。明治44年(1911)の神社整理で金麗社と合祀されたが、山県有明の命で大正9年(1920)に社格が復旧し、金麗社が正式名称になっている。
傍らの大田川を金麗(かなつく)川と云っていた由縁だそうだ。
金麗社境内にも諸隊ののぼりが立てられている。諸隊については、大田・絵堂戦役を見ていただきたい。

奇兵隊戦勝記念燈籠
慶応2年(1866)第二次長州征伐(四境の役)の際、関門口を守備していた高杉晋作率いる奇兵隊が小倉城を落とし、小倉延明寺から戦利品として持ち帰ったもの。
さて、金麗社は秋になると境内のイチョウが見応えあるものになる。
イチョウがあるのは境内の南側で、ちょうど駐車場正面にあたる。


金麗社の近くには、県内5大イチョウ巨樹の一つで天然記念物にも指定されている「明楽寺のイチョウ」がある。
見頃のタイミングが合えば、一緒に見ておくといいだろう。
大田・絵堂戦役巡りの旅もセットでいいかもしれない。動き回るには丁度良い季節かもしれない。
金麗社のイチョウは見事だけど、紅葉は若干少ないかなあ。
イチョウが散る頃には真っ赤に染まるかもね。