本州最西端に位置し、三方を海に囲まれ自然美にあふれた山口県。
今日はどこを旅してみようかな♪
堀内地区、浜崎地区と並び、国指定重要伝統的建造物群保存地区の平安古(ひやこ)地区。選定地区は、橋本川に沿った東西約150m、南北約300mの範囲で、藩政期の地割をよく残し屋敷跡など往時の面影が今も残っています。
地域独特の左右を高い土塀で囲み、見通しのきかない鍵曲(かいまがり)といわれる鍵手形道路が残り、土塀と夏みかんの風景は萩市ならではです。![]()
平安古地区の高い土塀で囲まれた鍵手形道路、鍵曲(かいまがり)。道が鍵の手に曲がっているので、一見行き止まりのような錯覚に陥ってしまう。
城下に進入した敵を迷わせるための工夫だ。
土塀の向こう側は、かんきつ公園となっている。土塀上から夏みかんがのぞく景観は、萩市ならでは。
同じ重要伝統的建造物群保存地区の堀内地区でも鍵曲と夏みかん景観を見ることができる。
かんきつ公園では夏みかん100本をはじめ、柑橘類10種約380本が植えられており、5月上旬になると夏みかんの花が開花する。
さて、夏みかん風景がなぜ萩市ならではなのか。それは、明治時代の萩藩で、夏みかんの栽培が奨励されていたため。
詳しくはかんきつ公園で紹介しているので見てね♪
間近で土塀を見ると、歴史を感じてしまう。藩政期の地割をよく残しているので、国指定の重要伝統的建造物群保存地区なのも頷ける。
この地区は他に田中儀一別邸、枝垂桜、久坂玄瑞誕生地など見どころが豊富。萩市に訪れたときは、のんびり歩いてみよう。
駐車場はかんきつ公園を利用できる。周辺は道が狭いので注意しよう。